海運大手3社が設立した「ONE DEJIMA」のねらい

そのコンテナを扱う輸送会社に「オーシャン ネットワーク エクスプレス(ONE)」という会社がありますが、2017年に、日本郵船・商船三井・川崎汽船の3社が共同出資してシンガポールに設立された会社です。

そして、その「オーシャン ネットワーク エクスプレス」が、長崎市に事業所「ONE DEJIMA(ワン デジマ)」を構え、先月22日に県や市と立地協定を結びました。

シンガポールに本社を置くONEは、世界120か国とネットワークを築き、200隻以上のコンテナ船を運航しています。「ONE DEJIMA」では、世界のコンテナ船の需要状況を知るための『市場調査』や『人事関連のサポート』を行うほか、将来的には国内外の企業からの業務受注も目指しています。
ONE DEJIMA 遠山直人代表取締役CEO:
「地域発のグローバル会社を目指していきたいと思います」

長崎県も長崎市も、大学生の県内就職やUターンやIターンに繋がればと期待を寄せています。

大石賢吾長崎県知事:
「魅力ある雇用の場の創出につながるんじゃないかなと思います」
「ONE DEJIMA」は、年内に20人の雇用を目指していて、事業拡大とともに、増員する計画です。