山形大学の入学式がきょう行われました。コロナ禍で過ごした学生生活は学びと感謝の気持ちをより強くしたようです。



医学部医学科 高田翔瑚さん「より豊かな人間性を養い学問文化の向上につとめることを誓います」



山形大学では今年、学部、大学院を合わせて2200人を超える新入生が新たな学びをスタートさせました。

工学部(宮城出身)「入学式迎えられてうれしい。しっかり単位をとって4年で卒業したい」

医学部(山形出身)「結構緊張してドキドキしていました」

医者であるお父さんの影響で医学部を目指したという女性。

医学部(山形出身)「仕事で色々地方や海外に行ったりしてそういう姿を見て憧れがあったので」

Q父に感謝を伝えた?「いや伝えていない。終わったら…」

雰囲気の似ている2人。実は…

工学部(福島出身)「小中高、ずっと同じだった」



幼馴染の2人。

工学部(福島出身)「大体同じ、テストの出来も同じようなレベルで示し合わせたようで」

新生活の住まいは、別々のスタートのようですが。

Qサークルは一緒?「サークルは…可能性はあると思う」

保護者は「5歳の時に震災があって津波の被害はなかったが海に近かかったので大変なこともあった地元のことを忘れないで、震災ですごく山形にもお世話になったので、ぜひ恩返ししてほしい」

初々しい笑顔の中で少し大人びた顔つきの学生の姿も。

大学院生は(宮城出身)「世界のトップレベルの研究をしている機関で研究するのが憧れだったので」


有機ELについて学ぶ大学院生も、意欲を燃やしています。

大学院生は(宮城出身)「消費者に向けた低電圧化やコスト削減のための研究を進めたい」

家族のような賑やかなこちらのグループ。

祖母は「親が来られないので代わりにみんなで来た」



山形にいる祖母と叔母家族が門出を祝いに来てくれました。

祖母は「小さい時からお医者さんになると言っていたので夢を叶えて老後の面倒もみてほしい」

医学部(兵庫出身)「コロナとかで行事とか色々と制限された中で高校生活を過ごしたので合格したと見た時は、やっと出来るという気持ちですごく嬉しかった。19年間支えてくれて(両親に)ありがとうと伝えたい」



コロナ禍で蒔き続けた学びの種は、ゆっくりと開花していきそうです。

みなさん、ご入学おめでとうございます!