一方、国内線、かつ地方路線のみのFDAは未だ苦戦を強いられていて、3月、保有していた機体を1機退役させました。
フジドリームエアラインズ 楠瀬俊一社長
「かつてのようなビジネス客は期待できないということで、少し絵がコロナ前と変わりました。一旦ここは身を縮めて、筋肉質な体質にして、路線ごとのエバリュエーション=評価を厳しくやったうえで、どの路線を続けていくのが会社にとって安定するのか考えていかなければ」
そうした中、今年の夏ダイヤでは出雲・静岡路線が再開。
そして、中部国際空港・通称セントレアとを結ぶ新規路線が就航し、愛知県には計1日3往復乗り入れるという、強気ともいえる戦略を打ち出しています。

フジドリームエアラインズ 楠瀬俊一社長
「中京圏から出雲方向に出かけるお客さんの裾野を広げるという意味と、セントレアは何といっても国際空港ですから。国際線が数多く乗り入れてますので、出雲に向けてのインバウンドのお客さんを取り込む。あるいは、島根県からセントレアで国際線乗り継いで他の地域にも行っていただくと」