4月からハムやソーセージなど約2800品目の食品が値上げされました。3月に気温が下がったことで野菜価格も高値傾向となっています。また、去年高値が続いた卵の価格も再び値上げに転じる可能性があるといいます。

スーパーも工夫、月替わりに値下げ商品を選定

(買い物客)「あんまり上がってもね。年金が上がるわけじゃないからね」「生きていくのが大変や」

4月に入り、再び押し寄せた値上げの波。帝国データバンクの調査によりますと、2806品目の商品が値上げされ、半年ぶりに2000品目を超える見通しとなっています。

味の素AGFは「ブレンディ」をはじめとしたインスタントコーヒーを100円近く値上げ。キッコーマンなど多くのケチャップが10%~20%ほど価格が上昇しています。

大手メーカー各社の家庭用ハムやソーセージ、チョコレート菓子も値上げします。

サントリーとアサヒビールはウイスキーの一部を10%~15%値上げ。さらには冷凍食品など身近な商品の値上げに消費者は――

(買い物客)「このご時世しょうがない。なるべく安い方がいいですね」「来るたびに値段が変わっている。工夫が大変」「なるべく子どもの栄養のこととかも考えたいので、お得な日を狙って買い物に来るようしています」

メーカーの価格改定を受け、大分市にあるスーパー「マルミヤストア金池南店」では毎週火曜日を特売日に設定しているほか、月替わりで値下げ商品を選定するなど工夫を凝らしています。

(マルミヤストア金池南店・福島好正店長)「値段がいろいろなところで上がっていると思いますけど、私たち売る側もお客様の立場になって、少しでも安く提供できるよう企業努力も含めてがんばりたい」