「すごく一生懸命で…」共に過ごした部員たち語る思い
優香さんが所属していた金沢大学附属小学校の弦楽合奏部。
この春休みも、練習に励んでいます。

この中に優香さんもいるはずでした。
弦楽合奏部 徳田典子先生
「とにかく(弦楽合奏部に)入りたくて入った子なんです。(4年生の)3学期くらいですか、どうしても入りたいということをご両親に相談して、毎日毎日粘ったようなことを言っていました。それで許可が出たときに毎日のようにいつから練習に参加できる、どんなテストを受けたら入れるんだと聞きに来ました」

他の部員より1年遅れて入部してきた優香さんは誰よりも演奏に熱い思いを抱き、一生懸命に、そして楽しそうに練習に取り組んでいたといいます。

その姿は仲間の目にもはっきりと映っていました。
共に過ごした部員は…
「夏休みに家に『練習させてください』って来てくれて。すごく一生懸命で、私も先輩でしたけど、すごく学ぶところがありました」
「夏休みに練習が大変でもいつも2人で慰めあって諦めずに頑張ってきたので、亡くなったのを聞いたときは本当に悲しかったです。だれにでも優しくて、本当にみんなの憧れでした」

亡き友への思いを胸に、臨んだ演奏会。
コンクール当日、子どもたちが思いの丈を込めた演奏を、大間さんは家族の写真とともに会場で見届けました。
大間圭介さん
「一生懸命優香と一緒に頑張った生徒の皆さんが演奏している姿を見れたので、感動したというか良かったなと思います」