「一緒に演奏するメンバーとして」仲間が舞台に上げた優香さん

会場に置かれた優香さんが演奏するはずだったビブラフォン。
このとき、あることを感じたといいます。

大間圭介さん
「これが優香ということで、一緒にいるよと演奏したときに、一緒に持ってくれていたのかなって。だから長女は写真じゃなくてあっちの演奏しているところにいるんだなって」

大間圭介さん
「どちらかというと私は長女を(舞台を)見る側として連れて行ったつもりなんですけど、でも生徒たちはそうじゃなくて一緒に演奏するメンバーとして連れて行ってくれたのが嬉しくて」

一緒に日々を過ごした仲間と同じ舞台に優香さんは上がっていました。

大間圭介さん
「あそこにいるんだなと思って、いないんですけど。きっとみんなと一緒に嬉しい顔して弾いているんだろうなと思いました」

優香さんを含む26人全員で臨んだ晴れ舞台。
気持ちのこもった演奏に会場は割れんばかりの拍手に包まれました。

共に過ごした部員は…
「姿は見えないんですけど、大間さんは私たちの心の中にいつまでもいるという思いで、今回26人全員でこのコンサートで演奏するという目標を達成できたので本当に良かったなと思います」

大間圭介さん
「ずっと一緒に忘れずにメンバーとして認めてくれたというか、最後まで一緒にメンバーの一員として思ってくれたことが本当嬉しくて、だからきっと優香も喜んでくれていると思います」


一番父親に似ていた最愛の娘。生きていればこの春から6年生でした。


優香さんが歩んだ人生の軌跡はこれからも消えることなく、生きた証として残り続けます。