■自民党だけでなく…公明党にも旧統一教会との繋がりが
連日、明らかになる政治家と旧統一教会との繋がり。自民党だけではなく、公明党も…
記者(7月28日)
「一部報道で公明党の市議が旧統一教会の関連イベントに参加していたということですが」
公明党 北側一雄中央幹事会長
「おそらく(旧)統一教会系の団体の催しであるということは知らないで、参加したいみたいなんですけどもね。旧統一教会は、過去に様々な事件がありました。そういう反社会的な団体からの支援を受けていく、さらには行事に参加していくということは、やはり慎重でなければいけないと思う」
旧統一教会をめぐっては、霊感商法や多額の献金などが問題視されてきました。
全国霊感商法対策弁護士連絡会 渡辺博弁護士
「この本を(旧)統一教会はいくらで信者に買わせるかといったら、3000万。信者ひとりに4冊も5冊も売りつける場合があります」
被害者の弁護団によりますと、1987年~2021年までの被害総額は1237億円にのぼるといいます。
旧統一教会は何を目的にして政治家にアプローチしているのでしょうか。
■「原理を教育」「先頭に立つよう」旧統一教会の狙いとは…

その一端が分かる発言が、教団の機関誌「世界家庭」の2017年3月号にあります。細田衆院議長や逢沢衆院議員らが名を連ねる議員連合について、こんな発言が載せられています。
宋龍天総会長(「世界家庭」より)
「真の父母様(総裁夫妻)は世界平和国会議員連合の創設を通して、平和世界の実現を提唱しておられます。これらの国会議員たちに真の父母様の『み言』と理念、原理を教育し、彼らが天の願われる方向で政策を推進し、救国救世基盤を創るにおいて、先頭に立つようにします」
文鮮明夫妻の願う方向で、政策を推進するために国会議員を「先頭に立たせる」と説明しているのです。
細田氏が出席した教団の関連イベントで、韓鶴子総裁はこんな発言をしています。
旧統一教会 韓鶴子総裁(2019年10月 名古屋)
「政治と宗教はひとつにならなければなりません。私とひとつになって、天の父母様を中心とした人類一家族、地上天国、天上天国をつくっていきましょう」
■安倍元総理銃撃から3週間が経過 追悼演説は…
安倍元総理が銃撃されて7月29日で3週間が経ちました。全国知事会に出席した知事らが事件現場を訪れ、祈りを捧げました。
一方、自民党は8月の臨時国会で安倍元総理への追悼演説を行う予定でしたが、先送りする方向で調整に入りました。
国葬に対する反発に加え、甘利前幹事長が演説を行うことで自民党が調整していることにも、与野党から異論が出ていることを受けたものです。