伊豆天城山のわさび田です。世界農業遺産に認定されている「ワサビ」。そのワサビの名産地に「しずおか産」がありました。「わさび石鹸」です。
<野田栞里記者>
「洗ってみます。泡も緑色なんですね。これもワサビの色ですか」
<カメヤ食品 柿田川湧水の道 岩崎瑠美店長>
「無着色なのでワサビの自然の色になります」
<野田栞里記者>
「ワサビなのでしみるかなと思ったんですが、痛くないですね」
肌に触れる石鹸だけに使い心地が気になります。
<野田栞里記者>
「洗いあがりはさっぱりしていますね」
<岩崎瑠美店長>
「植物性由来で出来ているのでお肌に優しく仕上がっています」
辛み成分の「シニグリン」は殺菌、抗菌作用が期待できると言われています。
「わさび石鹸」は昭和22年から続く伊豆のワサビ屋「カメヤ」が考案し、製品化しました。
<野田栞里記者>
「今 何をしているんですか」
<岩崎瑠美店長>
「ワサビを洗浄して、きれいしている状態です」
<野田栞里記者>
「これが生えていたワサビ?」
<岩崎瑠美店長>
「生えていたワサビをきれいにカットして洗っています」
「わさび石鹸」の原料はもちろん、ワサビなのですが、意外な部分を使っているんです。
<野田栞里記者>
「ここがわさび石鹸の材料ですか」
<岩崎瑠美店長>
「そちらではなくて、この皮の部分が原料です」
<野田栞里記者>
「皮のところで食べる部分ではないんですね」
食品には不要な皮…。その皮に着目したのは75年にわたってワサビの加工品を製造してきた老舗企業ならではの発想です。
<岩崎瑠美店長>
「製造過程で出てしまう端材とかワサビの使わなかった部分、捨ててしまう部分を何とか有効活用できないかと常々考えておりまして、食品ロスの削減や廃棄部分の再利用といったSDGsの考えを取り入れた商品を作りたいと思ったのがきっかけでわさび石鹸が誕生しました」
<野田栞里記者>
「もったいないの心から生まれたんですね」
コロナ禍で手洗いや除菌が定着したこともヒントになったということで、ワサビおよそ1本分の皮で石鹸1個ができるそうです。
<野田栞里記者>
「この皮がわさび石鹸の材料ということですけど、この後どういった工程を挟んで石鹸になるんですか」
<岩崎瑠美店長>
「皮を冷凍して会社独自の乾燥機にかけて粉末ができます」
<野田栞里記者>
「粉にするんですね」
具体的な方法は…企業秘密です。
<野田栞里記者>
「粉を嗅いでみます。ワサビの香りがしますね。鼻にツンとくる感じがします」
<岩崎瑠美店長>
「そして、この粉末を石鹸会社に依頼をかけてわさび石鹸が出来上がります」
販売を始めて1年半、評判も上々です。
<岩崎瑠美店長>
「ワサビと石鹸という珍しさから興味を持つお客様が多い。ワサビは食品だけではなくてこういう加工品でワサビの可能性や魅力をいろんな人に知ってほしいと思います」
静岡県が世界に誇る「ワサビ」「わさび石鹸」は、コロナ禍に生まれた環境にやさしい「しずおか産」です。
注目の記事
『最後だとわかっていたなら』生徒の心に響く“被災者の後悔”動画の授業「最後だとわかっていたら、お弁当作って見送ったかな」【東日本大震災から15年】

【羽生結弦さん・動画公開】「唯一見えた光は星空。そんな存在になれたら」15年前の震災から復興への思い語る

「日常を一緒に作りたい」 漁業の街・大船渡市を農業で復興へ 東北最大級のトマトの産地に 山梨の農業法人との絆【東日本大震災 3.11】

がれきの中で“家族写真”探していた女性は今…2年後に住宅再建 空き地も目立つ陸前高田で暮らし続ける理由【東日本大震災15年】

「患者さんが一人でも戻るなら自分も戻る」津波で孤立した病院は海辺で現地再建 地域医療を支える覚悟<南浜中央病院の15年・後編>【東日本大震災15年】

【3月9日】レミオロメンのカバーで1000万回再生 当時高校生だった3人が15年後の「3月9日」に再会した理由「この日しかないと思って【前編】









