自民党は来週の臨時国会で安倍元総理への追悼演説を行う予定でしたが、これを先送りする方向で調整に入りました。安倍氏の国葬への反発などを受けたものです。

自民党は安倍元総理への追悼演説を来週召集される臨時国会で行いたい考えでしたが、野党側は安倍氏の国葬を行う理由について国会での議論を求めていて、追悼演説の日程は決まっていませんでした。

また、自民党が甘利前幹事長が追悼演説を行う方向で調整していることにも与野党から異論が出ていました。

こうした状況を受け、自民党が追悼演説を延期する方向で調整に入ったことが党の関係者への取材で分かりました。

「静かな環境」で実施するために、9月に予定されている安倍氏の国葬の後まで先送りし、秋の臨時国会で行うことを検討しています。