絵本に込めた自由

母・アティエさん:
「この事件についてイランの人が協力してしまうと危ないから、探していても断られた。5人目でようやく決まって、名前などを一切出さないという約束で描いてくれた」

大野りりあなさん:
「イランの人にしかわからないような気持ちみたいなものが入りながら、かわいい絵になっていた」

絵本を手にした人に心を込めてサインを書いたりりあなさん。訪れた人のなかには、6歳のファンもいました。

サイン会に訪れた人(孫と祖母):
「うれしい。(Q どのページが好き?)(最初のページ)お絵描きがいっぱいあるから」
「明るさとか前向きなエネルギーを感じた。大事にしたい絵本の一つだなと思った」

イランでの悲劇と母の涙から7歳のりりあなさんが考えた「自由」への思い。最後に、特に大切だというページを読んでくれました。

大野りりあなさんの朗読:
「でも、それだけではないよ。自由な世界を広げるために、わたしたちにもできることがきっとある。7歳のわたしにだって、少しでも世界を変えることができるはず。わたしは、これからも書き続けます。みんなでいっしょに、自由ですてきな世界を広げてみませんか?」

4月から小学校2年生になるりりあなさん。将来の夢は俳優とアナウンサーだそうです。