阿久根市役所で26日窓口を訪れた女性が、職員に箱を手渡してそのまま立ち去りました。中に入っていたのは現金1000万円。銀行から下ろしたてではなく、1枚1枚じっくり貯められたようなお金でした。女性の身元は分かっておらず、市は寄付金として受け入れる方針です。
市民環境課の小村留美さんと川原圭士郎さんです。市役所を訪れた女性がどこに行けばいいのか戸惑っている雰囲気を感じた小村さんが声をかけ、窓口に案内しました。
すると・・・
(市民環境課 小村留美さん)「「阿久根市のために役立ててください」とピンクの包装紙に入った箱を渡された。判断できず課長に相談しようとしたら、去って行かれた」
この状況をみて、追いかけた川原さんは・・・
(市民環境課 川原圭士郎さん)「駐車場に向かったかと思ったら、横断歩道を足早に行かれた」「だいたい60代すぎの外見の方だった」
箱の宛先は「市長様」となっていて、「故郷阿久根に役に立てたら幸いです。老いて故郷を懐かしく思う者より」と書かれていました。
西平良将市長も、職員が中身を確認する様子を見ていました。
(阿久根市 西平良将市長)「中身が何かわからない。重量感はあった。きっちりテープで止められてあって、中を見ると現金が出てきた。驚いた」
中身は1万円札100枚ずつを輪ゴムでまとめた束が10個、合計1000万円の現金でした。
(阿久根市 西平良将市長)「こういう大変な時代だけれど、地元を思う人の好意がこういう形で表れるんだなと。実際こんなことがあるんだなと思った」「心が寄り添えるような温かい話だと感じた。ただただ驚いた。多額の現金こんなに見たことなかった」
阿久根市に寄せられた団体や個人からの寄付金は、昨年度1540万円・2020年度930万円・2019年度は180万円で、今回は個人としては破格の金額となります。
匿名のまま立ち去った女性の思いを考え、市はあえて特定はせず、報道を通じて感謝の思いを伝えることにしました。
(阿久根市 西平良将市長)「銀行からおろしたてのものでなく、一枚一枚じっくり貯められたようなお金だった。大切に使わなくては。阿久根にゆかりのある人が寄付してくれるのは、市民みんな喜ぶ。あらためて感謝して、これから先の世代の子どもたちのために使えたら」
市は今後、使いみちを検討する方針です。
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