宮崎県大会を振り返って
それでは、富島高校の今大会の戦いを振り返ります。
第8シードの富島は、2回戦と3回戦を無失点で勝ち進むと、準々決勝では、準々決勝では第1シードの日章学園と本大会唯一の延長戦にもつれ込む激戦を制します。
準決勝は強力打線の小林西を4対2で下し、27日の決勝では、ノーシードから強豪校を次々と倒して勢いに乗る宮崎西と13年ぶりの県立高校同士の決戦。
富島は初回からチャンスをものにすると、日高投手が最後まで圧巻のピッチングをみせ、2対0で宮崎西を下し、2大会ぶり2回目の夏の甲子園出場を決めました。
濵田監督は、今大会をどのように振り返りますか?
(富島 濵田登監督)
「一戦一戦、一球一球を重ねるごとに、チームのまとまりを感じた大会でした」
今大会、富島は5試合での失点がわずか3点と、特に守備力が光っていたと感じますが、濵田監督は優勝の原動力はどう見ていますか。
(富島 濵田登監督)
「ピッチャーの日高を中心に、いかに内野が拾って、外野も拾って、そういう野球をずっと積み重ねてきた結果だと思っています」

防御率0.42 日高投手の活躍
今回、特に日高投手、5試合中4試合を完投し、防御率0.42と素晴らしい活躍でした。
そして、きのうの宮崎西との決勝戦、最終回のピッチングしびれました。
最後のバッターとの直球勝負なんですが、85球近く投げていたにもかかわらず、初球でこの日最速となる147キロ、そして最後、さらに上回る自己最速タイの148キロでした。
日高投手はどんな気持ちで投げていましたか?
(富島 日高暖己投手)
「この時は、このチームで絶対に甲子園に行くという気持ちで投げていました」
最終回こんなふうにピッチングすると決めていたのですか?
(富島 日高暖己投手)
「決めてはいなかったのですが、キャッチャーの日柳の指示に従って、思い切って投げられたと思います」
