「このタイミングで、次の衆院選の不出馬を決められたのは、やはり政治資金パーティーの問題、不記載であったことの責任を取られたと考えていいのですか?それとも二階先生のご年齢の問題なのでしょうか?」(MBS記者 大八木友之)

「不記載。不記載と政治不信を招いたということを申し上げた通りでございます」(林幹雄 元幹事長代理)
「(政治家に)年齢の制限があるか?」(二階俊博元幹事長)

「年齢制限は無いですが、お年を考えてということですか?」(大八木記者)
「そんなことないです」(林元幹事長代理)
「お前もその年が来るんだよ」「バカヤロウ」(二階元幹事長)

 3月25日、自民党の二階俊博元幹事長が開いた記者会見で、私が質問した際のやりとりだ。いわずもがな二階氏は自民党幹事長を歴代最長5年にわたりつとめるなど長らく権勢をふるい、派閥の長として君臨したドンである。関西が放送エリアのMBS(毎日放送)にとっては、地元の超大物議員でもある。85歳の重鎮がついに政界から去る決断をしたというのなら、この会見は、ぜひ参加しなければならないと思った。