(夏目キャスター)
「紅麹コレステヘルプ」を飲んで亡くなった方4人のうち、少なくとも3人は腎疾患の症状があったということなのですが、因果関係は調査中です。
この腎疾患というのは、どういった状態なのでしょうか。

(大石邦彦アンカーマン)
情報が少ない中で、この腎疾患を正しく理解しますと、今回の健康被害の内容が少し見えてきます。
腎臓の仕組みに詳しい、大阪公立大学医学部の井上正康名誉教授に聞きました。

腎臓というのは、そら豆のような形をした臓器なのですが、実際に腎疾患が起きやすい場所は「糸球体」と「尿細管」と呼ばれる場所です。
糸球体というのは、入ってきた老廃物を含んだ血液から老廃物をろ過する場所で、綺麗になった血液を再び送り出しています。
しかし、老廃物をろ過する段階で目づまりが起きて炎症が起きてしまいますと「糸球体腎炎」を引き起こしてしまう可能性があるということです。

そして、糸球体の先にある尿細管では必要な栄養分を再吸収して、体の中に取り入れています。
必要な栄養分とは塩分やカリウムやミネラルなどで、そして要らなくなったものを尿として排出するということです。
この尿細管に有害物質が入ってきてしまいますと、機能低下を引き起こしてしまいます。
すると、むくみが出たり、尿が出にくくなるなどの症状が出て、腎疾患になってしまうということなんです。
今回は、この有害物質が一体何で、実際に発生したのか、それがここで作用したのかどうか、それがポイントになってきそうです。
(夏目キャスター)
この「紅麹コレステヘルプ」を継続的に摂取したことと腎疾患との関係性、それが
原因究明につながると思うので、調査が早く進むといいなと思いますね。

(大石アンカーマン)
もちろん原因究明も重要なんですけれども、もう一つ重要なのは、速やかな情報公開です。
小林製薬が生産している紅麹は食品メーカーなど170社以上に供給されているのですが、販売先や使われている商品の詳細は明らかにされていません。
これらは私たちの体に入ってくるもので、これだけ影響が出ているにもかかわらず、小林製薬は情報をほとんど出していないので、しっかり情報公開をしてほしいと思います。
(夏目キャスター)
小林製薬は「紅麹コレステヘルプ」などの商品を使用しないよう呼び掛けるとともに、体調不良などを感じたら健康相談受付センターへ連絡してほしいと話しています。














