化学に関する知識と応用力を競う「国際化学オリンピック」に日本代表生徒として参加する高校生が、琉球大学で強化訓練を行いました。

「国際化学オリンピック」は、世界のおよそ80か国の高校生が化学に関する知識と応用力を競う国際コンテストです。

琉球大学で27日まで行われた訓練では、日本代表の生徒4人が大会の課題を想定した実験と座学が行われ、最終日は合金サンプルの硝酸溶液を分析して液体のなかの銅の含有量を測定する実験に挑みました。

国際化学オリンピックの代表生徒の強化訓練が県内で行われるのは今回が初めてで、琉球大学の設備が世界水準の化学実験を行うことに適していることなどから実現しました。

第56回国際化学オリンピック日本代表・大沼拓実さん
「うちの学校の設備が、化学部がないこともあって、傷だらけのビーカーとかしかないんですけど、設備が整っていてすごいなと思うところはある」

鈴木亜麻音さん
「(本を)読むだけでは全然操作ができないから、すごく練習が必要なんだって思いました。(大会では)最善を尽くしたいです」

国際化学オリンピックは今年7月にサウジアラビアで開かれるということです。