北中城村には誰でも作品を投函できる「川柳ポスト」が設置されています。そのポストに寄せられた優れた川柳を発表する表彰式が開かれました。
川柳の愛好家らでつくる「北中城三水会」は川柳を通して地域を活性化しようと、自由に作品を投函できる「川柳ポスト」を2017年から村内6か所に設置しています。

ことしは県内外から347句の川柳が寄せられ、入賞作品の発表と表彰式が行われました。
今回は8つの句が入賞し、最高賞の「天賞」には糸満市の金城幸鷹さんの「ほろ酔いで止(や)めよと医者は無理を言う」が選ばれました。

天賞を受賞 金城幸鷹さん
「酒は百薬の長とも言いますので、分別あるお酒を飲んでいただきたい。(川柳は)世の中の社会情勢とか政治情勢とか、色々なものを見聞きするなかで出てくるものだからボケ防止には大変いいですね」
このほか「月に行く頭脳が戦(いくさ)止(と)められず」や「地球儀に平和の文字が見当たらぬ」など、現代の世相を巧みに詠みとった作品が入選しました。
入賞した句は今後銅版に刻銘された上で、北中城村の中村家周辺に掲示される予定です。