27日、北海道東部の標茶町の牧場で、乳牛1頭が死んでいるのが見つかりました。背中の一部に食べられた痕があり、標茶町は、2019年から次々と乳牛を襲っているクマ、通称「OSO(オソ)18」による被害とみています。
乳牛が死んでいるのが見つかったのは、標茶町阿歴内の牧場で、26日午前4時ごろ、牧場の関係者が見つけて、標茶町に連絡しました。
死んだ乳牛には、背中の一部に食べられた痕がありました。
乳牛はパドックにいましたが、牧場内の沢の方へと引きずられていたということです。
また、牧場内では、クマの足跡も見つかっていて、標茶町は、牛を襲う状況や足跡の大きさなどから、2019年以降、標茶町や厚岸町で
次々と牛を襲っている大型のクマ、通称「OSO(オソ)18」による被害だとみています。

これで、この地区での被害は、7月だけで6頭に上りました。
このうち、18日早朝、乳牛1頭が死んでいるのが見つかった現場では、電気柵を避けるためにクマが掘ったとみられる穴も見つかっています。
7月28日(木)午前11時23分配信