大都市圏を中心に、全国16の都府県と台湾で合わせて90店舗を展開するスーパーマーケット「ロピア」の県内1号店が、オープンしました。沖縄進出の狙いや、今後の展望などを取材してきました。
屋良キャスター
「那覇市の国際通り沿いにある『ロピア』なんですが、このように、開店10分前から長蛇の列が出来ています」
買い物客
「興味津々、油も安いから」
「(子どもが)成長期なのでたくさん食べてほしいと思うので」

国際通りに県内初出店したスーパー「ロピア」。店内のおよそ4分の1を占める肉売り場が特徴で、総菜の品ぞろえにも力を入れています。
ターゲットは、主に30代から40代の「子育て世代」。独自ブランドの商品など大容量で低価格が売りで、まとめ買いしやすいようにとショッピングカートは4つまでカゴをのせることができる独特のスタイルです。
買い物客
「たくさん並んでいて、大盛りで並んでいるのが、すごく楽しくて、つい買っちゃいます。親戚にもLINEして『安いよって、色々代行で買おうか?』と話しているところ」

今どきのスーパーらしからず、決済はなんと現金のみ。カード会社に支払う手数料分だけでも商品を安くするのが狙いだといいます。
首都圏を中心に90店舗を展開するロピア。あえて今沖縄に目を向けたのには、ある狙いがありました。
ロピア 相川博史取締役
「これからアジアに向けて展開していく、1つの足がかりでもあるんですね。アジア全体だと40億人くらいの人口がいますので、今から先々は人口が増えている地域にも出店していこうという風に考えている」

すでに台湾にも3店舗を構えているロピア。知名度のある国際通りでの出店は、今後のアジア圏での出店拡大を見据えるうえで「最適だ」と自信を見せています。
今後、県内では20店舗の開店を目指すロピアを支えるのは、「ユニオン」を運営する野嵩商会です。
ユニオン 仲村取締役
「沖縄の拠点として、物流の部分で、台湾やシンガポール、アジアへモノを運ぶというのを、沖縄のユニオンがやる、フランチャイズを拠点としてやっていきたいと、地域密着のユニオンとしてもロピアの良いところを取り込んでいって、少しでも皆さんに楽しい気持ちやハッピーになれるような売り場を作っていきたい」

沖縄をアジアへの足がかりにしたい「ロピア」と、地域密着の「ユニオン」がタッグを組んだ1号店。今後に注目です。