豊崎中学校の工事が遅れた理由とは

豊見城市学校施設課 石川ミコ課長
「まずは生徒や保護者には申し訳ないなと思っています。工事を進める際に、建設場所が埋め立て地だったため、工事を進める中で地盤から水が出てきて補強する作業が必要になった。これが3か月ほど。そのあとに台風6号が襲来して2週間ほど工事が止まったことで、どんどん後手になってしまった」

当初の計画では、工事の前半は校舎と体育館の建設を進め、後半から並行して運動場の整備や外構工事を行う予定でした。しかし建物と屋外施設は別の業者が担当しているため、工事に必要な資材や重機などの置き場所を業者間で調整する必要があり、それも遅れにつながりました。

このままでは校舎の完成も間に合わない可能性が高まり、最終的には校舎と体育館の完成を優先させ、運動場は後回しになったといいます。

今後は授業が行われる中、外では工事を行うことになります。子どもたちの安全の確保と、工事の騒音などへの対応についてはー

豊見城市学校施設課 石川ミコ課長
「工事現場に誤って子どもたちが入らないように、仕切りを設置して安全は確保します。騒音については建物を壊したりするわけではないので、そこまで大きな音はでないかと思っていますが、英語のリスニングなどで工事音を避けたい場合も出てくると思うので、そこは学校側と調整して工事を止める時間を作るなどの対応をしていきたい」

これまでに市内の別の学校では、改修工事を行いながら授業を行った実績があり、その際は大きなクレームなどは出ていなかったとしています。今後、実際に工事が始まってから問題が明らかになれば丁寧に対応するとしています。