トイレの音声案内や点字版パンフレットも
いよいよ開場です。今回のライブは、申し込みがあった視覚障害者と同伴者合わせて132人を無料で招待しました。

トイレの入り口には音声案内を設置。さらに、出演者の経歴などをまとめたパンフレットの点字版や、新潟駅から会場までの送迎バスなど、安心して楽しんでもらうために様々な環境を整えました。
無料招待やこうしたサポートのための費用は、クラウドファンディングでまかないました。当初、目標とした額の倍、100万円もの支援が寄せられたということです。
そして午後4時、開演を前に齋藤さんが舞台に上がりました。

齋藤桂さん
「本日は皆さまに直接お礼を申し上げたく、開演直前のお時間をいただきノコノコと挨拶に出てまいりました」
普段は主催したイベントでも舞台に立って挨拶することはないという齋藤さんですが、大きな支援があって実現したこのライブには“特別な思い”がありました。
齋藤桂さん
「見える方も見えない方も、同じこの場所で声を出して楽しんで元気になって帰っていただけたらと思います。それでは開演します」