そして「新型やくも」は出発した さぁ、乗り心地は?

12時27分、今回は4両編成のやくもがJR岡山駅5番ホームから出発しました。カメラを向けていると、【画像⑨⑩】のように座席から多くの試乗会参加者の方々が外に向かって手を振ってくれています。どうぞ楽しい旅を!


さっそく出発から15分、倉敷駅あたりでしょうか。砂山記者から情報が送られてきました。
(砂山記者)
「出発後の車内チャイムが、Official髭男dismの『Pretender』『I LOVE...』の2曲でした!メロディも相まって、まるで新幹線に乗っているような気分です」

JR西日本によると、Official髭男dismの楽曲使用は、山陰ゆかりのバンドで採用されたということで、本来は出雲市→岡山が『Pretender』、岡山→出雲市が『I LOVE...』が流れるそうですが、どうやら試乗会は片道乗車のため、両方を流して下さったようです。
また普通車の座席は【画像⑫】のように『沿線の山々』をイメージした緑色がベースになっていて、古来から神事に用いられ、人を守る魔除けの意味もある『麻の葉』の模様が用いられています。明るい車内で、どうやら乗り心地も抜群のようです。

最も気になる「揺れ」はどうなのか?!
そして、出発から30分後。そろそろカーブが増え始める岡山県総社市の豪渓駅あたりでしょうか。今度は「揺れ」に関するメールが届きました。
(砂山記者)「まあまあ揺れています」
(筆者)「揺れている?!」
(砂山記者)「でも座っていてカーブに差し掛かっても、気持ち悪さは感じないです」

今回、273系に導入されているのは、揺れを極力抑えて、乗り心地を向上させよう新たに開発された「車上型の制御付自然振子方式」。振子を制御する新型の装置などを取り入れたことで、緩やかな車体の傾斜を実現。。。さっそくその効果が出ているということなのでしょうか。

そして午後3時6分、新見から今度は折り返しで岡山へ。「新型やくも」試乗会の旅は、いよいよ終盤です。