「新型やくも」の座席は楽しみがいっぱい!

そして砂山記者から23枚もの写真が送られてきました。どうやら1号車にお邪魔したようです。全部載せるわけにはいかないので、一部をご紹介です。

まず【画像⑮】は、セミコンパートメントです。

【画像⑮】乗ってみたい!セミコンパートメント

とにかく大きな窓からはダイナミックな車窓が楽しめ、しかも座席がフルフラットになるそう!グループで楽しむのに持って来いです。「セミ」コンパートメントということで、座席ごとに【画像⑯】のような「緩やかな仕切り」もあり、適度なプライベート空間が保たれています。

砂山記者によると「ゆったり足を伸ばせるので、リラックスしながら旅を楽しめそう」とのことです。いいなぁ。

【画像⑯】緩やかな仕切りは、サンライズ出雲の「ノビノビ座席」に通じるものが

そして今度はグリーン車に。こちらは新幹線と同じサイズの座席になっていて、足元にもフットレストがあって、非常にゆったりと座れそうです。また座席の柄は【画像⑰】のような『積石亀甲』と呼ばれる、沿線の亀にまつわる伝説(例えば鳥取県米子市の亀甲神社など)にちなんだ亀の模様をあしらっています。

【画像⑰】座席の幅は新幹線と一緒でゆったり!

砂山記者からは「グリーン車はシートの座り心地も抜群で、リクライニングしてフットレストに足を乗せていたら、そのまま寝てしまいそうでした」とのこと。試乗会で寝てしまってはもったいない!

「普通車のお客さんで、既に寝ている方もいました」。。。よほど快適なんだと思います。なお、グリーン車の座席には【画像⑱】のような謎のテーブルが。。。これはいったい何なのでしょうか?

【画像⑱】この机のようなものは何?!

砂山記者に尋ねたところ、「一番前の座席で、スマホを机の上に置いて撮っただけです」ということでした。新幹線の最前部にもある、あの壁から引き出す机と同じなのですね。

乗客の皆さんに聞く「新型やくもの揺れはどうでした?」

そして、午後4時24分に273系やくもはJR岡山駅に到着。その30分後に砂山記者がRSK山陽放送に帰社しました。

一番気になるのは、「三半規管が最強」の砂山記者の感想ではなく、「381系やくも」も体験したことのある乗客の皆さんの381系と273系との比較です。試乗会中のインタビューを聴いてみました。

(試乗会参加者)
「行きは新見まで381系のやくもで来て、帰りが273系の試乗会の車両でした。行きは『ぐったりはくも』の名の通り揺れもひどくてぐったりしましたが、帰りは揺れもあまり感じず快適に『ゆったり』帰れました。快適で~す」

ついに「ゆったりやくも」を体現する乗り心地になったようです。そしてテレビカメラに映った人たちの笑顔、笑顔、笑顔。。。実は、本当の過酷なカーブは、JR西日本の方によると、今回試乗した新見駅から先の区間だそうですが、この調子ならどうやら期待が出来そうです。

【画像⑲】ワイドビューな車窓から高梁川を眺められます

新型やくも273系は、4月6日岡山駅午前9時13分発の「やくも5号」からデビュー。砂山記者は「あまりに乗り心地が良かったので、いずれこの車両で出雲市に行きたいです」とのことでした。次なる「新見から先の」リポートにもご期待ください。