山形県尾花沢市で老人クラブ連合会による毎年恒例のワナゲ大会が開かれました。県内で広くワナゲが普及しているのには理由があるようです。

きょう尾花沢市で開かれたのは毎年恒例の老人クラブ連合会のワナゲ大会です。
今年は60代から90歳まで市内の老人クラブのメンバーおよそ140人が集まりました。みなさん本当にお元気です。

おととい90歳を迎えたというこの大会最高齢の矢作さんは20年以上もワナゲを続けているそうです。
矢作和子さん(90歳)「楽しいです。入れば満足感かんじる。長生きの秘訣は適当な運動ですね」

公式ワナゲは山形で広く普及していますが、その理由の一つが、普及員の多さです。日本ワナゲ協会によると、全国におよそ8700人いる普及員のうち、なんと4200人ほどが山形県の人だということです。

およそ20年前、県の老人クラブ連合会が冬でも室内でできるスポーツとして県内で広めたことがきっかけでした。
ワナゲは膝や指先など全身を使うことに加えて、集中力も必要になるため、認知症予防や運動不足解消にも効果的なんだそう。
そして、皆さんがワナゲを続けている一番の理由が。
参加者「お互いに笑ってすることでうっ憤も晴らせるし、気持ち的にも穏やかになるのかな」
会場に自然にできる交流の輪です。
心と体、両方の健康にワナゲが一役買っています。
矢作和子さん(90)「みんなの笑顔見るのが何よりの楽しみです」
参加者「初めてです。やっているうちに不思議に楽しくなってくるんです」
参加者「みんなとやるから楽しいね。きょうはあんまり成績良くなかったね」
尾花沢市老人クラブ連合会・鈴木勲会長「元気を作る、友達と仲良くするための競技なのでぜひ参加していただきたいなと思います」
県老人クラブ連合会によりますとワナゲは山形県内各地域の老人クラブで行ってるということです。














