来月、豊見城市に開校する、豊崎中学校に通う予定の生徒たちが、新しい校歌のレコーディングに臨みました。

豊見城市の中央公民館で行われたレコーディングには、豊崎中学校に通う予定の生徒29人と、新しい校歌を制作した県出身の人気バンド・かりゆし58のボーカル、前川真悟さんが参加しました。
前川さんは緊張した面持ちで参加する生徒たちに対し「楽しんで」と声をかけながら、その場で歌い方の微調整などアレンジを加えていきます。
かりゆし58 前川真悟さん
「ちょっとリズムが合わないとか、ちょっと音程が合わないとか、全然最高だから、それぞれの互いの違いをおもしろがれたり、愛おしめるのがいいと思うので」

そして、レコーディング本番です。
♪志茂田原の夜明け開く花々~
生徒たちは豊見城市の風景や歴史、未来に進む若者の姿を描いた歌詞を丁寧に歌い上げ、一発OKの”ファーストテイク”を決めました。

豊崎中学校に移る生徒
「豊崎中学校のこれからの未来を背負うので、緊張しました」
「私たちが歌ったこの校歌がずっと残っていくので。後輩たちにもこの校歌の歌詞の意味をちゃんと思いながら、歌を歌ってほしいと思います」
かりゆし58 前川真悟さん
「作品を形作る成分の中で、僕らがやったものは10%に満たない。彼らが歌った瞬間に、彼らの成分でこの校歌が完成したんだなっていうのがあったんで、うれしかったっす。曲がいい曲に聞こえました」

豊崎中学校の始業式は来月16日で、生徒たちの思いの詰まった校歌とともに新しい歴史が始まります。