大阪学院大高に「福留2世」と呼ばれる左打者がいる。今坂幸暉内野手(新3年)。走攻守の三拍子揃った逸材に、12球団のスカウトも視察に訪れている。(取材・文 MBSアナウンサー 金山泉)
「こんな選手がいるのかと驚きました。天才っているんだなと。荒削りな部分はあったけれど、走攻守の全てにおいてセンスを持っている。こういう選手がプロに行くんだろうなと思いました」。今坂を初めて見たときの“衝撃”を辻盛英一監督(47)はこう話す。
中日や阪神、メジャーリーグで活躍した福留孝介氏を彷彿とさせる柔らかい打撃フォームから、ヒットを量産する。今坂は高2夏の大阪府大会で打率7割以上をマーク、一気にプロ注目の選手となった。高2秋までの練習試合と公式戦を合わせた通算打率は5割を超えているという。