「信州そば発祥の地」と言われる伊那市で、「そば切り」をテーマにした踊りのDVDが完成しました。

体を大きく使って踊るのは、伊那市を拠点に活動する地域の音楽グループ=「こまち~ず」のメンバーです。

「信州そば発祥の地」と言われる伊那市で、そば作りの工程を振り付けで表現した「そば切り音頭」で、地域の魅力を発信しようと活動しています。

唐澤敬子リーダー:
「みんながそばを盛り上げたいという思いがあった。歌で何とか盛り上げたい、それ誰がやるの? そりゃこまち~ずしかない」

踊りの元になったのは2011年に松本市で誕生した「そば切り音頭」。

それをベースにして、振り付けをアレンジしました。

認知症やフレイル予防に繋げるほか、市民に楽しく元気に踊ってもらいたいと制作しました。

唐澤さん:
「一本立ちってなかなかできそうでできない。筋肉がしっかりして体幹を鍛えてないと。次なんだったかなって思い出すことも認知症予防になる」

「より多くの人に音頭を知ってもらいたい」とDVDの制作を考え、市の交付金およそ60万円を使い、200本を完成させました。

DVDには練習用の動画も収録。

リーダーの唐澤敬子さんは、「踊って元気になって、地域の輪を広げてほしい」と話します。

唐澤さん:
「この踊りを歌う、踊るってやると本当に楽しく友だち関係になれる、仲良くなれる。疎遠な人間関係がすごく良くなるんじゃないかなと思う」

DVDは希望者に貸し出す予定で、市の商工会議所などに連絡してほしいということです。