毎年、東日本大震災の被災地で、沖縄の伝統芸能「エイサー」を披露している団体があります。震災から13年となった今年も宮城県の仙台市と名取市で披露。会場には、この日を楽しみに待っていた住民の姿がありました。
慰霊と復興への演舞
沖縄県の伝統芸能であるエイサー。軽快な動きで太鼓を叩きながら踊る大迫力の演舞は、先祖を送り出す盆踊りのような存在です。3月17日、名取市閖上では、慰霊と復興への思いを込めた演舞が披露されました。

琉球國祭り太鼓宮城支部長 篠澤沙紀さん:
「私たちを受け入れて応援してくださっているお客様の気持ちが、ずっと続いているのがすごく嬉しい」
仙台市に住む篠澤沙紀さん(33)は、宮城でエイサーを披露する団体の代表です。6年前、子どもの行事を通じてエイサーを知り団体に誘われたのがエイサーをはじめたきっかけでした。

篠澤沙紀さん:
「私たち、『東北で広げようおっきな輪』というテーマを掲げてやっているので、心の大きな輪ができるといいなという思いでやっています」