どれくらいの期間運用する?

ここまでで見てきた
【ステップ〔1〕口座開設】【ステップ〔2〕商品の選定】が済んだあと、各年代の投資家はどれくらいの期間運用しているのでしょうか?
三菱UFJ国際投信実施アンケート調査によると、
20代・30代は20年以上が一番多く、40代は10年以上から20年未満、50代~70代は5年以上から10年未満が一番多いという結果になりました。
ただ、運用期間は長ければ長いほどいいと言われています。
つみたて投資の利益をスタート時期別に比較したグラフではー

長期投資がいいと言われる理由が、つみたて投資のスタート時期別に利益を比較したグラフから読み取れます。
投資のスタート時期を
〔1〕株価が当時の最高値(3万8916円)を更新した1989年12月
〔2〕株価が急落した1990年9月
〔3〕株価が1万円を割った2012年7月
の3つとして、毎月1万円つみたて投資を続けた場合…
元本に対する利益が〔1〕1989年12月と〔2〕1990年9月は3.4倍に。
一方スタート時期が最も遅い〔3〕2012年7月の場合は2.3倍という結果になりました。
株価の変動は予測できないからこそ、新NISAを始めるタイミングについて、井出氏は…
ニッセイ基礎研究所 主席研究員 井出真吾氏:
「10年後、20年後に結果を出したいので、すぐ始めようが1.2か月後に始めようが、遠い将来の結果は大して違わない。焦って始める必要はないですが、あまり遅らせすぎないほうがいいですね」
加えてNISAの注意点について、専門家の井出真吾氏・加谷珪一氏は、
経済・政治・気候変動などの不測の事態によって、価格が下がるリスクは常にあることを認識した上で生活に無理のない金額から始めてほしいということです。
(ひるおび 2024年3月8日放送より)