能登半島地震からおよそ2か月半。支援の輪が広がっています。

きのう募金活動が行われていたのは、来月、中学校に入学する被災地の子どもたちに向け制服の購入を支援するプロジェクトです。

プロジェクトを行っている社会教育団体「修養団」によりますと、被災した奥能登地方では中学校の制服や体操服、学校指定のカバンなどを含めると、入学の準備に1人あたり8万円以上かかるということで、プロジェクトでは新中学生100人に1人あたり8万円の支援を目指すということです。

街頭募金に応じた女性は、「自分の姪もこの春中学校に入学する。被災地の子どもたちのことも応援したいと思った」と話していました。

発起人の1人、石川県・輪島中学校の鳥井芳一教諭は、「生活の見通しが立たない状況が続くなかで、子どもたちには、人生の節目である中学校入学を少しでも前向きな気持ちで迎えてもらいたい」としています。

寄付金の募集はインターネットなどを通じ、あす(20日)まで行うということです。