職員会議に何度も提案しては跳ね返され・・・

球陽高校 田名裕治校長
「実は今回試験的なものになるまでに、9月ぐらいから子どもたちは自分たちの企画を何回も職員会議に提案しているんですが、何回も跳ね返されて」

校内でとったアンケートも、賛成の声ばかりではありませんでした。

仲本新さん
「例えばみんなが私服のときに自分が制服だったらどんな感じで見られているか不安っていう声もあって」
「それぞれが嫌な気持ちにならないようにしたいなっていうのが一番大事だと思っていたので、その気持ちが届いてなかった分もあるのかなと。そこの配慮が足りなかったんだろうなと思いました」

河上愛留さん
「これをやることによってダメなこと、大変なことも起きてくるじゃないですか。そこにどう対処していくのかだったり、どうやったら不便なくできるのかっていうのはちょっと悩みました」


生徒たちは校則がほとんどない県外の高校と情報交換をしたり、校長とランチミーティングを行うなど教職員にも意見を聞いたりして考えを深め、プレゼンを重ねました。

高江洲莉里杏さん 
「担当の先生が根回しが一番大事だと言っていたので、それを徹底的に一緒にやりました(笑)」
「体育の先生にこんな活動しているんですよと言ったら『あ、いいね、がんばってね』と、段々ちょっとずつ広がっていくから」

そしてついに…

(今年2月1日の学習成果発表会)
「今回、先生たちの許可を得て、お試し期間実施を決定しました!」


会場の生徒たちからは大きな歓声と拍手が沸き上がりました。