バドミントンの日本代表が19日に、フランスオープン・全英オープンを終え帰国した。2大会連続で準優勝だった女子ダブルスの“シダマツ”ペアこと志田千陽(26)、松山奈未(25、ともに再春館製薬所所属)は五輪ランキングを3位とし、パリ五輪出場を確実にした。※写真は左から志田選手、松山選手

Q:フランスOP、全英OP振り返って

志田千陽選手:
フランスOP、全英OP優勝目指して頑張ってきたんですけど、準優勝という結果で終わって悔しい気持ちと、でもやりきれたという気持ちがあります。
松山奈未選手:
この2週はふたりで優勝を目指して練習を積んできて、結果として優勝には届かなかったですけど、いいプレーをお見せすることができたんじゃないかなと思います。

Q:Super750というどちらも大きい大会で、しかも選考レースも終盤で準優勝は素晴らしい結果だったと思うが

志田選手:
松山とも「この大会でしっかり結果を残して、オリンピックレースとしても自分たちの自信にも繋がるような期間にしたいね」って話していたので、そういう部分で本当に良いプレーもできたし、結果も残せたしそういう部分は良かったかなと思います。
松山選手:
年始のマレーシア、インドなどの大会で自分たちの思うような結果が出なかったんですけど、そこからもう1回、2人でここからまた頑張ろうというふうに気持ちを入れなおして、
今回の結果だったので、そこは自分たちの自信に少ししていいのかなと思います。

Q:勝ち切るっていう面で課題面は

志田選手:
フランスOPでは、あと1点のところまで行って勝ち切れなくて、そこで本当に中国はずっと攻め続けてきて、自分たちがレシーブでずっと守ってしまったんですけどやっぱりあの場面でもっと思い切って前に出る思いっきりだったりとか、攻め切るっていうところも貫けばよかったっていう後悔はちょっとあるので、相手から学ぶことも大きかったですし、私に足りないものっていうのが見えたので、そこは今後に活かしていきたいなと思いました。

Q:こういう経験できたっていうのは五輪に向けていい経験ができたか

松山選手:
負けたことにフォーカスするとすごく悔しい思いではあるんですけど、この2大会で決勝までいけたっていうことと、10試合出来て、いいプレーができたっていうところは自分たちが成長しているのかなと思いますし、中国ペアにも今までせるっていうところまでが難しかったところ、あと1本のところまでいけたのは自分たちのプラスにしていい部分かなと思います。

Q:フランスオープンの会場はパリオリンピックの会場だったが意識したことは

志田選手:
今年に入ってからずっと話していましたけど、オリンピックの会場で1試合でも多く試合ができた方がいいなと思っていたので、決勝までしっかり進むこともできたし、その会場でしっかり感覚もつかむことができたし、雰囲気とかも味わうことができて本当に良かったと思います。
松山選手:
あまり意識はせずやっていたんですけど、1回、1回勝つたびに凄く会場の雰囲気が盛り上がってきたり、そういう雰囲気を感じながら決勝の舞台まで戦えたことは、自分たちもよかったかなと思います。

Q:長かった選考レースもアジア選手権(4月)で最後になるがアジア選手に向けての意気込みを

志田選手:
本当に初めてのオリンピックレースを経験して、本当に最初は戸惑いとかプレッシャーとか、2人で苦しむことが多かったんですけど、ここまで本当に2人で頑張って、ここまで繋いでこれだと思うので最後いい形で終われるように2人で楽しくプレーできたらいいなと思います。
松山選手:
オリンピックレースも最初は苦しいことも多かったんですけど、振り返ってみれば、もうあっという間にここまで来たんだなっていう気持ちと、あと1大会レースは残っているので、優勝目指して2人で最後頑張っていけたらいいなと思います。