液体ミルク 宮崎県内26市町村中12市町村で備蓄

この液体ミルク。
取材班が、県内26市町村に電話で聞き取りを行ったところ、12の市町村で備蓄されていることが分かりました。

都城市では粉ミルクも備えていますが、断水などを想定して必要な数のおよそ20%を液体ミルクにしています。

(都城市危機管理課 大西洋幸さん)
「能登半島地震とかでもラストワンマイル(現場まで)がなかなか届かないという声とかも聞かれるので、こうやって保管していざ災害のときに対応できるようにというところが大事かなと思っている」

ただ、液体ミルクは粉ミルクより価格が割高で賞味期限が短いという課題があります。
このため、都城市では、市民への備蓄の呼びかけにも力を入れています。

(都城市危機管理課 大西洋幸さん)
「消費期限が来る前に保健センターなどに備蓄品を持っていって、そこで展示してもらったり、(市民に対し)普段の備蓄に務めるようにお願いしている」

また、西都市は先月から液体ミルクを備蓄しています。

(西都市危機管理課 黒木俊輔係長)
「能登半島地震のこともありさらに必要性を感じまして、本年2月に当初購入予定であった粉ミルクの予定の一部を液体ミルクに変えて購入しております」

市は、状況に応じて粉ミルクと液体ミルクを使い分けていきたいとしています

(西都市危機管理課 黒木俊輔係長)
「まずは母乳で授乳されている方は母乳でお願いしたい。お湯が準備できる環境であれば粉ミルクで、ライフラインが寸断された場合は、液体ミルクを使用していただきたい」