冬タイヤ履きっぱなしは危険!
ただ、実は冬タイヤは「雨」にはあまり強くないんです。
水で濡れた路面で、夏タイヤと冬タイヤの車をともに時速100キロで走らせてブレーキをかけた場合の実験では、冬タイヤの方が夏タイヤよりも、止まれるまでの距離、いわゆる制動距離が伸びてしまっています。冬タイヤは、夏タイヤに比べてゴムがやわらかいことや、タイヤと路面の間の水を排出する力が低いことから、雨の日に滑りやすい傾向があるんですね。

ということで、凍結や積雪の心配が全くなくなった後も冬タイヤのまま、というのはあまり好ましくはなく、天気予報を見ながら適切な時期に夏タイヤに履き替えるようにしていただければと思います。