いつ交換すると良い?

このようにゴールデンウィークに雪が降り積もるということもごく稀にあったりしますので、例えばタクシー運転手ですとか、運送会社のドライバーなど、万が一の状況でも必ず仕事で車を運転しなければいけないという方は少なくとも4月いっぱいは冬タイヤのままでいた方が良いと思います。

ところで、秋から冬にかけての「冬タイヤに履き替える」時期に参考になるデータとして、初雪や初氷の平年の日付があります。仙台では初雪の平年が11月26日、初氷の平年が11月23日となっていますので、そのあたりで冬タイヤに履き替える方も多いと思います。

一方でその反対、シーズンの最後に雪が降る日や最後に氷が張る日のデータも気象庁ではとっていて、仙台の場合は雪の最終日の平年が4月7日、氷が張る最終日の平年が4月3日となっています。ですので、日常的に車を使う一般のドライバーの方は、4月の上旬くらいまではタイヤ交換は待っていた方が安心かと思います。

また、14日の朝に発表された長期予報の専門的な資料を見ると、4月に入ると気温は平年よりも高くなっていく予想となっています。さらに14日の午後に仙台管区気象台から発表された1か月予報によると、3月30日から4月12日にかけての気温は「平年並みか高い」傾向となっています。こうしたことから、今年に関しては上記の平年の"終雪"や"終氷"よりも大幅に遅れて積雪や凍結となる可能性は低いとみています。

一方、こう思った方もいるかもしれません。

「例えば5月頃まで冬タイヤを履き続ければ、万が一の積雪や凍結にも安心なのでは?」