1年生からチームの顔として経験を重ねてきた髙尾。挑む3度目の甲子園でも経験を糧に変えて、エースとしての投球を見せます。

髙尾響 投手
「3回目というところで慣れっていうところは少しあると思うんですけど、その慣れが甘さに出たら試合の中で崩れたりすると思うので、慣れっていうのを逆にいいようにとらえてやっていきたいなと思っています」

広陵の初戦は21日。日本全国から広陵のエースに注目が集まります。

広陵高校 エース 髙尾響 投手
「(注目されていることに)自分はあんまり、そんなに気にしていない。注目されていても『見とけよ』という感じで投げていきたいなと思っています」

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小宅世人 アナウンサー
エースの髙尾投手ですが、魅力は低目の制球力。右バッターに対してはスライダー、左バッターに対してはスプリットが決め球となっています。

広陵高校の先輩で春のセンバツのマウンドにも上がっている広島カープ1年目の 髙太一 投手に先日、話を聞いたんですけども、「髙尾投手の強みはなんといっても “変化球すべて低目でカウントが取れること” だ」と。「大学でプレーしてきたんですが、実は大学にもほとんどこんなピッチャーはいないんです」と大絶賛していました。

青山高治 キャスター
へえー。あと、全国でも話題になった慶応高校の大応援が気にならなかったというメンタル、頼もしいですね。

小宅世人 アナウンサー
広陵高校は、大会4日目の高知高校との一戦目から始まります。髙尾投手の力投に期待しましょう。