宮崎県の2月県議会は、14日、最終日を迎え、総額6598億円の新年度一般会計当初予算案などを可決し、閉会しました。
14日の本会議では、各常任委員会の委員長が付託された議案の審査結果を報告したあと、採決が行われ、新年度一般会計当初予算案など57の議案を可決しました。
新年度当初予算の一般会計の総額は6598億円で、新型コロナ対策費の減少により、知事選後の肉付け予算となった今年度と比べ、およそ240億円、率にして3.5%減少しています。
予算には、子育て環境、再造林率、それにスポーツ環境の「日本一挑戦プロジェクト」を柱とし、56の事業におよそ46億円を計上しています。
また、東九州新幹線の実現に向け、宮崎・新八代間など3つのルートの所要時間や整備費用などを調査する事業や、議会側から厳しい意見が相次いだ経営危機に陥っている3つの県立病院への50億円の貸し付け金も盛り込まれています。