新年度を前に、長野県内でも春闘に向けた動きが加速しています。
医療従事者などが加盟する労働組合が14日、各地で街頭活動を行い、人手不足の解消と賃上げを求めました。
「医師・看護師を増やせ!介護職員を増やせ!」
JR長野駅前でデモ行進を行ったのは、県医療労働組合連合会に加盟する医療機関や、介護・福祉施設で働く看護師や薬剤師などおよそ70人です。
参加者は、医療現場の深刻な人手不足や、長時間・過密労働の実態を訴え、解消と適切な賃上げを求めました。
街頭活動での訴え:
「自分の思う看護、したい看護ができない。ただただ忙しく、目の前の業務をこなすだけで精一杯の日々です」
県医労連が医療従事者、1万3,000人余りに行ったアンケートでは、生活実感について14.7%が「かなり苦しい」、44.4%が「やや苦しい」と回答。
仕事の疲労感についても「とても疲れる」と「やや疲れる」が9割を超えています。
街頭での活動は県内各地で行われ、飯田市では、看護師などが苦しい現状を訴えました。
飯田市の病院に勤務する看護師:
「相当人がいなくて、あともう一人いればもう二人いればって毎日思うのが現状です。むなしい毎日が続いているとつぶやく看護師も多いです」
この女性が働く病院では、看護師不足のため重症者用の病棟を閉鎖するなど影響が出ているということです。
飯田民医連労働組合 伊壷一輝(いつぼ・かずてる)執行委員長:
「今回のような能登の震災だったり、急な感染症が発生した時に対応できない。やっぱり日々の中での人材を確保しておく上でも、一定の賃金と、それを雇用できる制度じゃないといけないんじゃないか」
県医労連は、安心の医療や介護を提供できるよう、適正な賃上げと人材の確保を国に訴えていきたいとしています。
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