国会の会期末まで3週間を切るなか、野党が反発の度合いを強めています。なぜなのでしょうか。

国会空転 野党「審議拒否」のワケ

高柳光希キャスター:
高市政権の国会運営について、与野党の対立が深まり、衆参両院で野党が審議を拒否する状況になっています。

審議拒否の背景の一つに、24日に提出された「議員定数の削減」法案があります。

この内容は、与野党の協議会で1年以内に結論が出なければ、「比例で45議席を削減する」 というものです。

ただ、少数政党の獲得議席は、小選挙区制より比例代表制によるものが多い傾向にあります。

また、比例代表制には少数の民意を反映するという大きな意味合いもあります。

そんななか、野党の反対がありながらも29日、与党の委員長は職権で審議入りをしました。これに対して野党は審議を拒否しているといった状況です。

TBS報道局政治部 官邸キャップ 中島哲平 記者:
与党としては議員定数を減らす際に、小選挙区を減らすとなると、「一票の格差」という観点から、人口減少の進む地方の選挙区が対象になり、どうしても地方の声が拾いきれなくなると考えています。

そのため、小選挙区ではなく、比例代表を減らすべきだという考えを示しています。

自民党の重鎮に話を聞くと、地方の声を守るというのはあくまで建前で、実際には「小選挙区で多く議席を確保しているため議席を減らしたくない」ことや、「各選挙区での候補者調整が難しいということから、小選挙区ではなく比例代表の定数削減を目指す」という狙いがあるようです。