去年11月の墜落事故を受け飛行を停止していたアメリカ軍普天間基地のオスプレイが今朝、飛行を再開しました。
上江洲記者
「いま1機目のオスプレイが飛行を再開させました」

午前8時50分ごろ、普天間基地に駐機するオスプレイがホバリングをはじめ、その後、基地の外へと飛び立ちました。普天間基地からはこれまでに4機が飛行していて、嘉手納基地周辺や那覇市の上空など県内各地で飛行する様子が確認されています。
アメリカ軍は去年11月の墜落事故をうけ、オスプレイの飛行を停止していましたが、防衛省は3月13日、準備の整った機体から国内での飛行を段階的に再開すると発表していました。

自治体や県民の反対の中での飛行再開に、県内では反発が強まっています。
県民
「(米軍は)やりたい放題やってるんで、また同じことなのかという感じ」
「危険は排除されていないと思う基本的には動いてほしくない」
「今の政府のやり方はめちゃくちゃだと思う全部アメリカの言いなり。僕は(飛行再開に)反対です」
オスプレイの飛行再開について、沖縄防衛局の伊藤局長は13日、名護市の渡具知市長と面談し再開の理由などを説明しました。
渡具知名護市長
「説明は、市民の不安が払拭されるものではないということで、理解をしかねるということを申し上げたところでございます」
一方、木原防衛大臣は13日夜、アメリカのオースティン国防長官と電話で会談したことを明らかにしました。

木原防衛大臣
「飛行の安全を最優先として、今般示された安全対策を講じた上で、日本国内におけるオスプレイの運用を、段階的かつ慎重に進めていくことを確認をいたしました」
沖縄防衛局は13日に県や宜野湾市などにも説明していますが、詳しい事故原因は明らかにされていなく、関係自治体からの理解は得らないまま飛行が再開されました。














