アメリカ軍の駆逐艦が石垣港に寄港したことを受け、これに抗議する港湾労働者でつくる組合がストライキを続けていて、石垣市内では一部、物流への影響も出始めています。

3月11日午前、アメリカ海軍のミサイル駆逐艦「ラファエル・ペラルタ」が民間港である石垣港に寄港し、現在も沖合に停泊しています。

この寄港に抗議するため、港湾で働く労働組合員およそ50人が11日午後1時からストライキを続けていて、市の港湾課との話し合いを求めていますがこれまでに実現していません。

12日は3隻の貨物船が入港しましたが、ストライキ中のため荷下ろしなどの作業は行われませんでした。

ストライキによる影響で、市内のスーパーでは一部乳製品などが品薄となるなど影響が出始めています。

組合は民間の港を軍事利用することに反発し、「労働者の安全を守るため」駆逐艦が出港するまでストライキを続けるとしています。

港湾関係者によりますとミサイル駆逐艦「ラファエル・ペラルタ」はあす午前9時には石垣港を出港する予定だということです。