東日本大震災の発生から11日で13年です。宮城県内では災害関連死を含め死者・行方不明者合わせて1万1700人余りとなった自然災害。きょう1日、被災地は祈りに包まれました。

仙台市若林区荒浜の海岸には日の出とともに訪れた人たちが震災の犠牲者にむけ祈りを捧げました。

夫の同級生の家族が全員犠牲になった人:
「どうしても忘れてはいけない日。毎年ここに来て朝日を見てそのたびに振り返る感じ」

職員43人が犠牲となった南三陸町の防災対策庁舎でも手を合わせる人の姿が見られました

南三陸町職員だった弟を亡くした熊谷和平さん:
「長いというか早いというか。ふだんは思い起こさないようにするんだけども余計能登の地震もあったりしてね能登の人の気持ちも分かるし」

南三陸町民:
「あっという間の13年だった。能登でも元日から地震があって皆が大きな被害を受けたので、それがずっと東日本大震災の思いと重なり心を痛めている」