備蓄品には複数のビタミン成分を含むサプリメントも加えて

どうしても防災というと、直接的な被害から身を守ることを考えがちですが、避難したあとのことも考えておく必要があります。

「災害関連死」という言葉がありますが、地震や津波など直接的な原因ではなく、その後の避難生活で病気が悪化したり、体調を崩したりして命が失われるケースは少なくありません。

2016年の熊本地震では、地震が直接の原因で死亡した人は50人でしたが、災害関連死は200人以上にのぼりました。


門内医師によりますと、そうした災害関連死のリスクを抑えるために、複数のビタミン成分を含むサプリメントを備蓄品に加えておくこと、そして避難所での食事も栄養を考えながら生活するというのが、有効な備えになります。


こうした機会に、私たちも改めて災害を自分ごととして捉え、必要な備えについて考えることが大切です。

※MRTテレビ「Check!」3月11日(月)放送分から