■ 変異種「BA.5」とは?
感染拡大の要因の一つと考えられているオミクロン株「BA.5」の流行です。
この「BA.5」で何が気になるか街で聞いてみました。

40代
「潜伏期、どれくらいで感染するのか」

30代
「(3回目ワクチンの)接種率が全国で6割くらいいっていると思うけれど、それでもBA.5で感染者が増えているので、どれだけ効力があるのかな」
こうした疑問、県の専門家会議のメンバーで呼吸器内科が専門の坂上 拓郎(さかがみ たくろう)教授に聞きました。

熊本大学病院 坂上 拓郎 教授
「潜伏期間はだんだん短くなっているみたいで、オミクロン株が5日程度。BA.5に関してはもう少し短くて3日くらいじゃないかと言われています」
ワクチンの有効性については。

坂上教授
「ワクチンの効果自体が実験室で見た場合にBA.5に対しては少し弱そう。重症化の予防効果は依然として維持されていると申し上げていいと思います」

やはり、これまでとは違う性質を持っているBA.5。その症状について、実際に感染したという人からはこんな声が聞かれました。
40代(6月下旬に感染)
「最初は倦怠感があって熱が出て、その後に喉がやられたんですよね。3日くらい喉が荒れて水も飲めなくて、ヤツ(BA.5)だなという感じ」

坂上教授
「BA.5特有というより、オミクロン株になってから喉の痛み・鼻水・咳というような いわゆる風邪症状が前面に出てくる方がそれなりの頻度いらっしゃる」

そして、子どもたちが気にしていたのは…
男の子
「本当に手洗い・うがいでコロナの対策ができるのか」
「感染しないようにするにはどうすればいいのかな」

坂上教授
「今までと大きくは変わりないというのが実際のところ。手洗いをして手指消毒をすること。密室や限られた空間で誰かと作業するときには定期的な換気を心がけること。なんだかんだ言っても大切なことだと思います」