男子バスケットボールアジアカップ予選で中国が日本に88年ぶりに敗れたことについて、中国バスケットボール協会の姚明会長は「若手選手を中心に起用したため」と反論しました。

男子バスケットボールの日本代表は先月、アジアカップの予選で中国に76対73で勝利しました。中国が日本に敗れるのは88年ぶりです。

これについて、中国バスケットボール協会の姚明会長は中国メディアに対し、「日本チームはパリオリンピックを意識し、海外組を除くエリート選手を投入したが、中国は若手選手を起用した」とし、メンバー構成のコンセプトが違うことが敗北の原因だと述べました。

そのうえで、「今回の試合は再建の始まりであり、私たちは多くの『血液』を交換した。選手を育てる勇気を持たなくてはならない」と反論、若手選手をあえて試合に出し、育成することが大事だと強調しました。

今後については「若い選手がミスを犯しても彼らを試合に出し続け、勝利を経験させなくてはならない」と話し、今後も若手選手の起用を続ける考えを示しました。姚明会長は中国の元プロバスケットボール選手で、2メートル29センチの長身を生かしアメリカのNBAでも活躍、日本でも高い人気を誇りました。