保坂さんは、2021年から慰霊のサンドアートを毎年3月11日に向けて作っています。今年は3月1日から準備が始まり、横浜から来た弟子と一緒に連日、制作を進めていて今ピークを迎えています。来年3月に協力隊の任期が終わったあともこの東松島市に住み続けるつもりです。

砂の彫刻家 保坂俊彦さん:
「協力隊が終わったら終わりではなくて、その先も考えて何かここに残る文化を作っていきたい。(サンドアートが)新しい東松島の名物みたになったらうれしいなと思います」

保坂さんは砂以外のものを使った作品も手がけました。こちらは野蒜海岸で拾った流木を使って干支の辰を表現した作品です。

サンドアートをはじめ芸術活動を通して地域を盛り上げ東松島市を知ってもらう、足を運ぶきっかけになればと話していました。東日本大震災の慰霊のために制作しているサンドアートは、3月11日から東松島市のキボッチャで展示するということです。