福島第一原発周辺の中間貯蔵施設に一時保管されている除染土について、国は2045年に福島県外で最終処分すると法律で定めていますが、その道筋は立っていません。県外への理解も進まない中、中間貯蔵施設の地権者は危機感を募らせています。
大熊町出身の門馬好春さん(66)。現在、東京で暮らしています。
門馬好春さん「原発事故は多くの方々の人生を変えてしまいましたので、あっという間という言葉では言い表せない年月でした」

実家は、中間貯蔵施設の敷地にあります。門馬さんはいま、危機感を抱いています。
門馬さん「13年が経って、赤信号に警報音が鳴り出した。不信感を含めて、問題が複雑化している」