サトウキビの葉や穂を煮出して、布や糸を染めた「ウージ染め」の展示会が那覇市ではじまり、緑や薄桃色のさわやかな作品が春の訪れを告げています。

ウージ染めを日常生活に取り入れてもらおうと、豊見城市ウージ染め協同組合が毎年この時期に開いている展示会。

会場では、サトウキビの葉を煮出して染めた緑や黄色の小物をはじめ、冬の時期にしかとれない穂で染めた薄桃色の作品が展示販売され、春らしい雰囲気が漂っています。

ウージ染めは、全国でも珍しい、染め工房と織り工房が一緒に活動している組合で、組合設立30周年を迎えることしは、染めと織りの職人による共同制作に挑戦。

ウージで染めた糸に刷毛を使って自由な染色で柄を描き、布を織りあげた新作、「ウージ遊絣」として今回、お披露目しています。

この展示会は、今月11日まで那覇市のデパートリウボウで開かれています。