高知県北川村モネの庭で早咲きのチューリップが見頃を迎えています。

丘一面に広がる色とりどりのチューリップ。北川村モネの庭では毎年、春の開園に合わせてチューリップを楽しむイベントを開いています。園内の「チューリップの丘」には、開花を早めるため球根を冷やして冬を擬似体験させた23品種の早咲きのチューリップ、およそ2万5000本が植えられています。

チューリップの丘はもともとは植物が育たない土壌でしたが、土壌にかかわらず花を咲かせることができる球根植物であれば植えられるということで、6年前からチューリップを植え始めたということです。職員らは栽培しながら土壌を育てたところ、今ではワスレナグサなど他の植物も花を咲かせるようになりました。

心地よい青空の下、県内外から訪れた観光客らが写真を撮るなどして楽しんでいました。

(佐川町から)
Q.お目当ての花は?
「テレビで紹介されていたチューリップ畑。毎年来ている。下のガーデンも見させてもらって。結構花好きなので」

(北川村モネの庭 町田結香 庭師)
「まず第一はモネの世界観を崩さないようにチューリップの色の配置自体もモネの絵の一枚をモチーフにしているので、モネの庭っていうもののために、このチューリップを植えた」

早咲きのチューリップは今週末にほぼ満開になる見込みで、来週末まで楽しめます。また、園内の他のエリアに植えられているおよそ2万本のチューリップは来週以降も楽しめそうだということです。