1人の男性が約20年にわたって山桜を育ててきた知る人ぞ知る桜のスポットが島根県安来市にあります。
先立った妻を偲ぶ、思い出の山桜。男性は高齢になり、桜の見守りを続けることができなくなってしまいましたが、「地域の桜を後世に残したい」と次の世代が立ち上がりました。

「もうあの山については心配なしでここにいます」
こう話すのは島根県安来市に住む角清延さん(87)。
清延さんは、これまで安来市と松江市の間に位置する野路山で約20年にわたり山桜を育ててきました。

およそ250本の山桜が植えられていて、毎年、花見シーズンには、地元の人を中心ににぎわう、知る人ぞ知る桜スポットとなっています。

そもそもなぜ清延さんが桜を植えたかというと…