那覇市が所有する土地の権利をめぐり、当時の那覇市議会議長らに賄賂を贈った罪に問われている男の初公判が開かれ男は起訴内容を認めました。

東京都の会社役員の男(70)は、2021年、当時、那覇市議会議長だった久高友弘被告(75)に対して那覇市所有の土地について、自らの利益を得るために市議会で議案を提出させるなどの便宜を図ってもらう見返りに、現金4500万円を渡した贈賄の罪に問われています。

3月6日に那覇地裁で開かれた初公判で小原被告は、「間違いありません」と起訴内容を認め、弁護人は「5000万円の巨額の債務だけが残り、利益を得ていない」などとして執行猶予付きの判決を求めました。

一方、検察側は「犯行動機に酌量の余地はない」などとして懲役2年を求刑しました。

判決は来月10日に言い渡されます。